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温家宝総理:当面マクロ経済政策の転換はない |
発信時間: 2009-09-11 | チャイナネット |
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「危機後の世界を形成する」をテーマとする第3回夏季ダボス年次総会(夏季ダボス会議)が10日、中国の大連市で開幕した。中国の温家宝総理が出席し、演説を行った。 温総理は演説の中で、「内需拡大は中国経済の長期的な戦略方針であり、国際金融危機の克服にあたり、避けては通れない道でもある」と述べた。 そして、「国際金融危機が世界経済に与えた影響は深刻である。金融危機への対応は長く、苦しい任務となるだろう。中国の政策は短期的な困難の克服に目を向けるばかりでなく、長期的な発展も見据えなければならない」とした上で、「内需拡大により、経済成長を促すのは中国政府の戦略方針である。特に、都市部や農村部住民の収入を増やし、消費意欲と消費能力を高める必要がある」との考えを示した。 温総理はまた、「中国政府が国際金融危機に対応するために講じたマクロ経済政策および包括的景気刺激計画は効果が見えつつある。現在、中国経済は回復しつつあるものの、まだ安定していない。このような中で、マクロ経済政策の方向を転換することはできないし、あり得ない」と述べた上で、経済の安定した発展を引き続き維持することを最優先課題とする」と強調した。 温総理はさらに、気候変動への対応、保護貿易主義への反対、経済の持続可能な発展、知的所有権の保護を共に促すよう世界各国に呼びかけた。 「中国国際放送局 日本語部」2009年9月11日
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