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バランス・融合・エコ、アジア経済の新モデル
発信時間: 2009-09-14 | チャイナネット

融合:アジアの域内貿易を拡大

タイのキアット・シティアモン商務大臣は、「アジアは徐々に大アジアへと変化している。アジアの経済がさらに融合し、一体化していくことは間違いない」と述べた。

日本郵船株式会社の宮原耕治社長は、「日本は中国など東アジアの隣国との経済貿易関係を強化し、アジア内部の需要を拡大することを今後の経済発展の方針としている」と話す。

アジア開発銀行(ADB)の趙暁宇副総裁は『新華社』の取材に応じた際、「前回の危機後、アジア諸国はより協調し、ASEAN10+3やアジア開発銀行の大メコン圏地域経済協力(GMS)など多角的な協力メカニズムを構築してきた。これにより地域間貿易が盛んになり、地域経済の発展にも大きな役割を果たした」と語った。

アジア開発銀行の統計によると、アジアで自由貿易協定を結んだ国は2000年の3カ国から現在の56カ国まで増加し、うち16カ国がアジアの経済大国である。

タイム誌は、アジアの消費者が裕福になり可処分所得が増加したのに伴い、アジア諸国の製造業は関係がより緊密となり、アジア地域内部の貿易は今後の経済成長のキーワードとなると指摘している。

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