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国産アニメ産業、70万人の人材が必要
発信時間: 2009-10-26 | チャイナネット

▽人材不足

人材を育成する上でいかに学校と企業を手を結ぶかがこれまでアニメクリエイティブ産業の発展に立ちはだかる壁となってきた。多くの学校が漫画やアニメの専門を設け、従来の理論教育を通じて学生を育成しているが、こうして育成された学生の作品はいまいちで、企業の求める作品とはかけ離れている。

関連データによると、中国で現在ゲーム動画業界の人材は3千人に満たず、60万人が不足しているといわれ、テレビアニメ業界の人材はわずか7千人から1万人で、あと15万人は必要とされている。こういった極度の人材不足は、中国のアニメ産業やネットゲーム産業の今後の発展を制約するボトルネックとなっている。

構造的に見ると、現在大部分の人材はデザインや美術などの関連業界からアニメ業界に転向した人たちで、理論的な知識やアニメ制作に対する意識がさほど高くない。企業のニーズからみると、ストーリーの原作者、動画ソフトの開発者、2Dや3Dの動画制作者、動画グッズのデザイナー、ネットゲームや携帯ゲームの開発者、動画ゲームの販売員といった6タイプの人材が不足している。

専門家によると、人材の理想的な構造はピラミッド型で、アニメ産業の発展にとって最も重要で最も不足しているのがクリエイティブな人材だという。彼らはピラミッドの頂点に位置し、中国で最も不足している人材といわれる。人材の教育改善と産学研の一体化を加速することが国産アニメの発展にとって長期的な解決策となる。

「人民網日本語版」2009年10月26日

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