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経済学者、4つの面で中国経済に警鐘を鳴らす
発信時間: 2009-11-17 | チャイナネット

警鐘3:成長速度の鈍化にともない、要素投入と市場拡大を頼みにしてきた中国企業が生存に危機に立たされることになる。今後10年で中国の経済成長にはブレーキがかかるが、そのとき中国企業はどうするか?数年前にあった研究で、中国の経済成長が7%或いは6%以下に落ち込むと、中国の大部分の企業は赤字となり、国民経済全体も利益が出なくなるとの報告があった。一方、米国経済や先進国の経済は通常1%から3%の成長率だが、企業は利益を生んでいる。それはどうしてか?中国企業は要素の投入や市場の急拡大に頼っているが、市場の需要が鈍ると技術の進歩や生産率を向上することで利益を生むしかない。中国企業はそれができないため、生産方式の転換を迫られることになる。

警告4:政府主導型、投資駆動型の中西部がイタリア南部の二の舞を踏まないようにしなければならない。イタリア南部はもともと農業経済をリードしていたが、イタリアがその後現代経済へと転換する過程で、南部と北部に収入の格差ができた。中国の中西部の成長はこのまま続くのか?似たような例は成長が比較的速かった東ドイツにもみられる。東ドイツは政府が大量の投資と補償を雇用を促進する産業に移転したが、誘致に失敗し、1人当たりの平均収入をあげることができなかった。中国の中西部はこの二の舞にならないか?ここ数年で中西部は急速に発展している。詳しくみると、中西部には製造業などの資本集約、つまり資本労働比率が急速に上昇し、絶対的な水準は沿海地域よりも高いが、1人当たりの平均収入は依然として低い。これは東ドイツの状況と類似しており、中国の中西部が二の舞を踏まないよう努める必要がある。

「人民網日本語版」2009年11月17日

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