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中国、欧州・アジア諸国税関と共同で通関高速化を実現
発信時間: 2009-11-17 | チャイナネット

2009欧州アジア経済フォーラム税関・実業界協力サミットが16日、西安で開催された。出席した代表らは「欧州とアジアの通関高速ルートを貫通させ、港湾から内陸へ広がる物流ルートを構築し、中国と欧州・アジア諸国の貿易安全と利便性を推進する」とのテーマをめぐり、熱い討論を交わした。「人民日報海外版」が伝えた。

サミットでは、中国、カザフスタン、キルギスタン、ロシア、タジキスタン、ウズベキスタン、モンゴル、アゼルバイジャンなどの税関責任者、上海協力機構(SCO)秘書処代表、および中国と関連諸国の実業界代表が、「貿易安全と利便性を推進する西安イニシアティブ」を採択した。同「イニシアティブ」は、地域内各国税関による監督管理の相互展開、法規遵守互助、情報交換などの分野で実務協力を推進すべきだと明記、地域内関連諸国間の港湾管理ウィンウィン協力を深化させ、地域内各国税関および関連政府機関と実業界の緊密なパートナーシップを構築するとしている。

中国税関は近年来、欧州・アジア通関高速ルートを不断に延長しており、昨年には上海港、営口港から満州里を経てモスクワまで続く欧州・アジア鉄道ルートが開通、同ルートは従来の連雲港から阿拉山口を経てモスクワに至るルートよりも8-10日間短縮している。

烏魯木斉(ウルムチ)税関は定期申告、優先処理、24時間実地監督管理の3大高速化措置を採用したことで、カザフスタンとの国際原油パイプラインの高速化を実現した。南京税関は烏魯木斉(ウルムチ)税関と協力し、全天候型監督管理サービスを提供、中央アジア産綿花の中国市場へのスムーズな輸入に1本のグリーンルートを切り開いた。中ロ貿易最大の都市・満州里では税関が、輸入される原油、化学肥料、および輸出される自動車、果物・野菜類などのために、「グリーンルート」を開通させた。

中国税関は現在、情報化手段を活用して資源の統合を行っており、内陸部と国境税関の全面的協力を徐々に実現している。欧州アジア経済フォーラムは2005年に始まり、SCO加盟国と準加盟国が主体となり、SCOがカバーする広大な欧州・アジア地区に視線を合わせた、開放的なハイレベルな国際会議。2007年からは、同フォーラムは毎年、中国・西安で開かれることになっている。

「人民網日本語版」2009年11月17日

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