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中国、工業用電力価格を引き上げ |
発信時間: 2009-11-20 | チャイナネット |
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中国国家発展改革委員会は19日、翌20日から全国の工業用電力の価格を1キロワットアワーあたり2.8銭引き上げることを発表した。 ここ数年、中国は二酸化硫黄の排出削減と酸性雨の大幅な減少を図るため、石炭を使用する発電ユニットに対し、脱硫装置の取付けを普及させた。これにより、電力網企業の発電コストが上昇したことが値上げの背景。また、風力発電やソーラー発電など再生可能なエネルギーが急速に発展するなか、電力価格の一部として徴収している、再生可能エネルギーの利用に対する追加料金がコストを割ったことも、値上げに踏み切った理由。 国家発展改革委員会は、今回の価格調整は民用電力価格を対象としないと述べ、「住民の節電意識を向上させるため、電力を多く使用する人ほど電力価格も高くなるという段階的な累進制度の導入と普及を考えている」ことを明らかにした。さらに、「住民用電力価格の設定は、各地が現地の実情に基づいて、十分に論証を行った上で、実行可能な案をまとめる。それとともに、パブリック・ヒヤリングの手順を踏んでから実施すべきである」と述べた。 「中国国際放送局 日本語部」2009年11月20日 |
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