上海市の品質・技術監督部門は19日、2010年中国上海万国博覧会(上海万博)に食品を提供するメーカーを対象に最高レベルの品質管理対策である「一級保障」を実施すると発表した。万博に提供されるすべての食品について、入念な検査が行われることになる。新華社のウェブサイト「新華網」が伝えた。
上海万博の開催期間中、同部門は3段階の品質保証措置を取り、食品メーカーに対する監督管理と品質・安全性の保障作業を実施する。うち万博に食品を提供するメーカーには「一級保障」を実施し、監督管理担当者が連日メーカーを巡回して監督・検査を行うとともに、企業にも毎日自主的な検査を行い、万博に提供する食品のすべてについて着実に検査を行うよう求める方針だ。
また食品の安全性リスクが比較的高い肉類製品、乳製品などのメーカーを重点食品メーカーとし、「二級保障」を実施する。監督管理部門は監督・検査の回数を適宜増やし、汚染物検査の対象範囲も適宜拡大する。その他の食品メーカーには「三級保障」を実施し、従来通りの監督・検査を行う。
ある統計によると、上海市で衛生許可証を取得した食品メーカーは約2500社に上る。2008年の市内の各種食品のサンプル調査平均合格率は91.6%で、前年を1.8ポイント上回った。
「人民網日本語版」2009年11月20日 |