今回の広州モーターショーにはトヨタも大規模に出展しており、期間中にデラックス車ブランド「レクサス」の全面リニューアルしたSUV「GX470」の世界発表会を行うほか、中国市場に導入するトヨタ初の低排気量デラックス乗用車「ES240」もお目見えする予定だ。世界の自動車市場が金融危機の痛手を被る中で、中国自動車市場は飛躍的な発展を遂げており、トヨタは今年の中国市場での販売台数を昨年より約10万台(約19%)多い70万台の水準に達すると見込む。来年も新製品の投入を積極的に続け、80万台到達を目指すという。
三菱汽車銷售(中国)有限公司は今回のモーターショーで、2010年バージョンの「アウトランダーEX勁界」2.0リットル車を中国市場に投入すると発表。アウトランダーEXは同社の最も中心的な製品の一つだ。
ホンダ「アキュラ」は今回のモーターショーで2010年バージョンの「MDX」を発表。従来車に比べ、トランスミッションなどの動力システム、インテリジェント機能の配置、外観デザインなどが全面的にグレードアップしており、来年1月に中国での販売をスタートするという。ホンダの兵後篤芳専務理事兼中国本部長によると、アキュラブランドが中国市場に進出してから現在まで3年が経過し、特約店の数が増加を続け、今年の販売台数も計画を上回る伸びを示した。
設立からわずか6年の東風ホンダは現在、毎年2倍のペースで急速に発展している。同社の倉石誠司総経理によると、東風ホンダは尋常でない発展ペースを達成し、今年1-10月で昨年の販売台数を追い抜き、23%の成長率を維持した。年間販売台数20万台の目標を達成できるのは間違いない。東風ホンダが建設準備を進めている第2工業用地は、すでに現地開発区の審査・承認を受けており、来年3月に国家発展改革委員会の審査・許可をうけた後に着工する見込みだ。完成すれば年間生産台数は24万台に達する。
「人民網日本語版」2009年11月25日
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