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バーガーキング米国本社ジョン・チッツィーCEOが北京1号店の最初の客に。 |
全世界に1万店以上のチェーンを抱えているにもかかわらず、欧米ファーストフード大手第2位の座に甘んじている米ファーストフードチェーンのバーガーキングの北京市場への進出は、20年近くも出遅れた。世界で1万2千店目になるバーガーキングが2日、北京の西単大悦城で開店、バーガーキングにとって北京初の店舗となる。「千竜網」が伝えた。
ハンバーガー、フライドポテト、フライドチキン・・・バーガーキングのメニューは消費者にとっておなじみのケンタッキー、マクドナルドと大きな違いはない。バーガーキングの持株会社のアジア太平洋地区総裁のPeter Tan氏によると、バーガーキングにはオリジナルな「直火焼」ハンバーガーと「HAVE IT YOUR WAY(お好み通りに)」と呼ばれるハンバーガーで消費者を惹きつけ、バーガーキングにとって世界の各国市場で顧客を獲得してきた武器でもある。
ケンタッキー、マクドナルドのようなフランチャイズ方式とは異なり、バーガーキングは「フランチャイズ拒絶」を打ち出している。バーガーキングの持株会社関係者によると、バーガーキングは北京、天津、河北地域で合弁先である北京綿世投資集団株式有限公司が独自に開発、経営権の全権を握っている。北京綿世の李方・董事長(会長)によると、バーガーキングは北京で下部フランチャイズ企業を募集することはなく、北京綿世が独自に新規店舗の展開および市場拡大の全投資業務を行う。
「これから5年間で、北京に40店開店する」。李氏は目標を掲げる。業界アナリストによると、ケンタッキー、マクドナルドの北京での店舗数は既にそれぞれ100店を超えており、バーガーキングは同時に「真功夫」「永和豆ショウ(豆乳)」などの中国式ファーストフードの両者に「挟まれる」こととなる。出遅れたバーガーキングの今後の発展は未知数だ。
「人民網日本語版」2009年12月3日