女性の起業について調べたある調査によると、現在の中国では、起業を志す女性がますます増加しているという。回答者の女性のうち「起業を考えたことがある」人が86％に上り、OLでは88％に達した。新たに設立された中小企業をみると、女性の起業成功率が高く、約80％に達した。

▽経済成長の「隠れたエンジン」

武漢大学社会科学部経済・管理学院の関培蘭教授は「先進国であれ、発展途上国であれ、ますます多くの女性が起業の道を歩んでいる。伝統的な男性主導の起業の世界に『バラの花の革命』が起きつつある。経済学者や社会学者は女性のパワーを世界の経済成長における隠れたエンジンと呼んでいる」と話す。

現在、起業を選択するのは30代から50代の女性が最も多く、学歴は高校卒か大専（短大に相当）卒が一般的だ。人材資源や社会資源を活用するにはどうしたらよいか。関教授は「学歴水準を高めることが極めて重要だ。なぜなら高い学歴の教育はオールマイティ型の全人教育であり、知識のカバー面が広範囲に及ぶからだ」と指摘する。たとえば経営学のエキスパート養成課程であるエグゼクティブMBA（EMBA）などのプログラムは、女性起業家の知識や視野を広げ、経験の総括、理論の整理を通じた自身の経験の系統化を助け、未来の起業や発展にとってプラスになるものだという。

これと同時に、女性起業家には経営管理の現場で考察や体験を重ね、実践の中から学び、管理の新しい知識を絶えず補充し、経営管理の技能を更新し、時代とともに進むことが必要とされる。