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中国で、女性起業ブーム
発信時間: 2010-01-06 | チャイナネット

▽積極性が起業を後押し

女性起業家は多くの問題に直面してもいる。関教授によると、女性起業家は特殊な心理状態にあり、社会資本を利用する際にためらいが生じたり、リソースや能力の不足を感じたりすることが多いという。また女性に与えられた伝統的な役割、社会的・文化的な旧習の存在などが、女性の起業に影響を与えているという。

関教授によると、女性起業家は自らの心理状態を積極的に調整し、楽観的な心理状態を作り出し、起業の発展目標を定め、目標に向けたルートを積極的に模索し、挫折の中から経験をくみ取るべきだという。関教授の「性別に基づいた起業家への影響要因の対比的研究」によると、女性起業家は楽観的であればあるほど、未来への希望を抱き、希望や目標につながるルートを発見しやすくなり、困難に直面した時の回復力も高く、起業後の発展情況も順調だという。

四川省綿陽市の名物「鍋魁」(四川風ハンバーガー)のチェーン店「豆媽媽鍋魁店」を展開する黄韻霏さんは、「自力更生とは、他人に頼らず、自分自身に頼ること」との言葉を胸に努力してきた。黄さんは四川大地震の後、鍋魁をひっさげて北京に移り、第一号店を開いた。

第一号店の場所を探していた当時を振り返って、黄さんは次のように話す。毎朝8時から地図をもって朝陽区をしらみつぶしに歩き、適当な店舗がないか探し回った。脚は水ぶくれだらけになった。「どんなに大変でも歩き続けよう」と自分に言い聞かせ、なにか意義のあることをしようとすれば、必ず助けが現れることを信じて疑わなかった。まるで暗闇の中で運命づけられたように、2カ月ほど歩き回った後、ついに現在のセントラルキッチンのある場所に巡り合った。黄さんは「とても満足している」とほほえむ。

「問題があれば解決する」という強靱さゆえに、黄さんのチェーン点は北京に根を下ろし、ますます枝葉を広げている。黄さんの眼差しは未来への希望に満ちている。

黄さんは女性起業家の支援を目的とした「花木蘭基金」の支援を受けて、現在チェーン店を200店舗に増やす計画を進めている。また毎年、収益の一部を四川大地震被災地の身寄りのない高齢者や児童に寄付しているほか、より多くの女性に就業の機会を提供しようと、リストラされた女性労働者の採用計画も進めている。

「人民網日本語版」2010年1月6日

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