世界的なPCメーカー大手のDELLはこのほど、中国のオンラインゲーム会社「金山」と中長期戦略協力合意に達した。双方は今後、ユーザー共有、メディアライブラリ共有、オンライン・オフラインイベントなどで協力を深め、ともに市場を開拓していく。初期計画としては、DELLのPCブランド「Studio」シリーズのノートパソコンと、金山のオンラインゲーム「剣網3」をセット販売するなど、双方の商品のセット販売、共同での大型PRイベント開催、メディア宣伝などがメインとなる。
長期的な協力は、製品のプレインストール、四半期ごとの販売サポート、商品の戦略的共同PRなど、各方面にわたる。
市場シェアの拡大と、ユーザー数の激増につれ、オンラインゲーム市場はITメーカーにとって「宝の山」となりつつある。関係者の分析によると、オンラインゲームとITメーカーのユーザー重複率は高く、ブランドとの関連も密接なことから、ITメーカーは近頃しきりにオンラインゲームとの提携を進めている。このことは、ITメーカーが、まだまだ発掘が可能なこの「黄金」市場に気づきだしたことを意味する。
09年には、PCメーカーのhpとオンラインゲーム企業のテンセント、PCメーカーのASUSとオンラインゲーム企業の盛大がそれぞれ提携業務を行っている。「北京商報」が12日に伝えた。
「人民網日本語版」2010年1月12日