ホーム>>経済>>視点
中国通信業、今後10年で世界のトップレベルに
発信時間: 2010-02-20 | チャイナネット

スペイン・バルセロナで行われた国際的なモバイル通信イベント「Mobile World Congress」において16日、中国聯通(チャイナユニコム)の陸益民総経理はインタビューに答え、「今後10年で、中国の通信業界は世界の通信業界の発展をリードするようになるだろう」と述べた。新華網が伝えた。

陸総経理のコメントは以下のとおり。

モバイル通信業界は、国民経済の発展を促進するだけでなく、人々の生活水準を高め、社会の進歩を推進するのにも役立つ、非常に将来性のある成長産業だ。現在、通信業が中国の国内総生産に占める割合は7%前後に達している。このうち、モバイル通信産業は通信業の大半を占めており、国民経済において重要な作用を発揮している。

中国の科学技術の進歩、国民経済の発展、生活水準の高まりによって、モバイル通信産業には巨大な市場とチャンスがもたらされた。そして、絶えず新しいモバイル通信技術が生み出されることで、今度はこの産業が、人々の生活水準を高め、人々の生活、生活理念、仕事の方式を大幅に変えることとなった。

現在、中国のモバイル通信産業発展の注目ポイントは、モノのインターネット、三網融合(通信網・テレビ放送網・インターネットの融合)、モバイルインターネット、省エネ・排出削減などだ。これらの方面における発展は、経済発展と社会の進歩をさらに推進するだろう。例えば、モノのインターネットは、『ユビキタス』な人とモノ、モノとモノの間の通信ニーズを解決することを目指している。家電などの設備がリモートコントロールできるようになれば、さらに快適で便利な生活が送れるようになり、通信業界のインフラ建設、特に3Gネットワークの発展が加速するだろう。

しかし、チャンスと同時に試練もある。ユーザーのニーズは無限にあるが、ワイヤレス通信の通信容量などの資源は有限だ。サービスとコストの間でうまくバランスを取ることが、将来通信業界が直面する主要な問題となるだろう。

「人民網日本語版」2010年2月20日

  関連記事
  同コラムの最新記事

· 春節連休期間、中国の観光市場に5つの特徴

· 朝鮮 「経済援助と引き換えに核開発を放棄することはない」

· 中国通信業、今後10年で世界のトップレベルに

· 中国が米国債離れ 米国債342億ドルを売却

· 国連、金融危機でアジアの貧困層2100万人増