国務院発展研究センター農村経済研究部の韓俊部長

「中国の都市化が進むにつれ、中国の農村人口は30年後に現在の9億人から4億人まで減少する」。国務院発展研究センター農村経済研究部の韓俊部長は23日、メディアの取材に応じた際、このように予測した。

韓俊部長によると、最新の国勢調査の結果では、中国の農村人口は7億2000万人となっている。これに農村を離れて都市部に半年以上居住する人は含まれておらず、このような人の数はおよそ1億7000万～1億8000万人に上る。これは農村人口の統計方法の１つに過ぎない。

そのほかに、2つの統計方法がある。1つは県人民政府所在地のある町を含む県以下のすべての農村戸籍の人口を統計したもので、これは未だに9億人を維持している。もう1つは、農村を離れているが、戸籍はまだ農村にある人を含む統計方法で、この統計方法に基づくと農村人口は8億5000万人以上となる。