今年1月の貿易状況をみると、中国・東南アジア諸国連合(ASEAN)自由貿易圏が両地域の経済貿易関係を大きく牽引したことがうかがえる。同月の双方の貿易額は214億8千万ドルに達し、前年同月比80%増加した。うち中国の対ASEAN輸出額は105億5千万ドル(同52.8%増)、対ASEAN輸入額は109億3千万ドル(同117.3%増)で、各項目とも増加幅が同月の中国対外貿易の全体的な水準を上回った。商務部が25日明らかにした。
同部の姚堅報道官によると、1月の貿易状況から、中国・ASEAN自由貿易圏が相互利益を達成できる制度・プランであることがはっきりわかるという。中国はASEAN各加盟国の、特に新しい加盟国の利益を十分に考慮し、相互利益の実現に努力してきた。同月の対ASEAN輸出入は基本的に前月の水準を維持し、やや赤字だった。ASEAN加盟国からの輸入はいずれも大幅に増加し、特に対インドネシア輸入は前年同月比153.4%の伸びを達成。対マレーシア輸入は同140.54%、対タイは同114.2%、対フィリピンは同92.7%、対シンガポールは同75.6%、それぞれ増加した。これらの国に対する輸入の増加幅は、いずれも同月の各国に対する輸出の増加幅を2倍以上上回った。
「人民網日本語版」2010年2月26日 |