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2012年、中国が世界最大の高速鉄道国に
発信時間: 2010-03-04 | チャイナネット

04年に公布された「中長期鉄道網計画」では、2020年までに旅客専用線の建設距離を1万2千キロメートル以上にするとしている。08年末に同部の陸東福副部長が発表した調整後の路線網計画では、20年をめどに旅客専用線・都市間鉄道を1万6千キロメートルにするとしており、当初の計画より4千キロメートル長くなった。陸副部長は「その時になれば、北京、上海、鄭州、武漢、広州、西安、成都などの中心的都市と隣接する省都都市とで1-2時間の交通圏を形成し、また周辺都市とで30分-1時間の交通圏を形成することになる」と述べた。

この四縦四横計画には批判も多く寄せられた。高速鉄道の完成後は高速列車が大量に運行して、既存の普通列車が運転停止を迫られることになり、貧困層を軽視し、富裕層を重視する傾向があることは明らかだとする声も上がった。

それでは同部はなぜ高速鉄道の建設を加速させるのか。劉部長はある会議で「中国の一人あたり鉄道敷設距離はタバコ1本分の長さにも満たず、たとえ総延長が12万キロメートルに達しても、路線ネットワークの強度はまだまだ低い。鉄道が経済・社会の急速な発展ニーズに対応するにはほど遠く、今後は急速な発展を遂げて、国民により便利で速く、高品質で安全な公共サービスを提供することが必要になる」と述べた。

「人民網日本語版」2010年3月4日

 

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