中国の2009年のGDPは日本を超える勢いとなり、今年は間違いなく日本を超えるだろう。中国の人たちはこの知らせを聞き、やはり喜んでいるようだ。中国の人たちは長年、日本を近代化の基準としてきた。GDPはまもなく日本を超える見込みだが、中国はまだ日本から学ぶ必要があるのか。中国は日本からどのように学ぶべきか。
日本はアジア大陸から数百海里離れた位置にある島国で、アジアの他国と異なる多くのことを経験してきた。日本の20世紀後半における経済発展と技術進歩は世界最高レベルに達したが、世界で最も深刻なバブル経済も経験した。アジアの手本、かがみとしての日本の役割は最高レベルのものであり、隣国である中国はそこから多くのことを学んだ。
日本は、国民の生活レベルをアジアで率先して欧米と同水準まで高め、これによりアジアの人々は、近代化は欧米だけのものではないと悟った。実際、その他のアジア諸国、特に東アジア諸国の近代化への道は程度は異なるものの日本の影響を受けている。
日本の成功には多くの要素がある。例えば、世界に積極的に学んだこと、国民の向上心が強いこと、アジアのその他の国と比べて先を行っていること、世界経済の急速な発展の波をうまく利用していることなどである。日本の現在の停滞は、紛れもなく先進国が直面する各問題の解決でアジアの国の独創性を発揮できていないことに原因がある。先進国のバブル経済、高齢化などの問題による悪影響は、日本でも深刻となっている。
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