市民の7割「不動産価格が高すぎる」

タグ: 消費意欲低下  緊縮ムード

発信時間: 2010-03-17 14:36:20 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

中国人民銀行(中央銀行)が16日発表した今年第1四半期(1-3月)の全国都市部世帯アンケート調査の結果によると、現在の不動産の価格水準に対し、回答者の7割が「高すぎる。受け入れられない」と回答した。昨年第2四半期(4-6月)以来、不動産価格が高すぎるとする回答者の割合が四半期ごとに上昇しており、各所得層ともに高すぎるとする人が1割前後増加した。特に中所得層・高所得層で増加が目立つという。

同調査によると、現在の物価・金利水準の下で、都市部住民の消費意欲が著しく低下している。特に09年第2四半期以降は緊縮ムードが濃厚で、この傾向は現在も続いているという。その一方で、貯蓄意欲や投資意欲はますます高まり、「もっと消費したい」とした人が15.3%だったのに対し、「もっと貯金したい」とした人は43.6%、「もっと投資したい」(国債、ファンド、株式の購入を含む)とした人は41.2%に上った。

現在の物価に対する満足度指数は前期比2.3ポイント低下して25.9%となった。現在の物価を「高い。受け入れられない」とした人は51%に上り、1999年の調査開始以降で最も多かった。

「人民網日本語版」2010年3月17日

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