中国、7つの地域発展計画が年内に公布

タグ: 地域 計画

発信時間: 2010-04-01 11:58:11 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

「十一・五(第11次5カ年計画)」の最後の年として、2010年も地域経済の発展が推進されている。7つの地域発展計画はすでに関係部門に提出されており、年内に次々と公布される見通し。

具体的な発展計画は次の通り。「十二・五(第12次5カ年計画)」期間に西部大開発戦略に関する意見を制定し、実施案を公布する。長江デルタ、京津冀(北京・天津・河北省)都市圏、海峡西岸経済区などの地域計画を公布、実施する。成渝経済区などの地域計画、大・小興安嶺林区生態保護と経済モデル転換計画、丹江口庫区及び上流地区の経済・社会発展などの地域計画を制定する。

2009年以降、中国は10以上の地域振興計画を承認し、この数はそれ以前の4年間の合計を超え、地域経済の発展は大きな注目を集めている。政策の動向について、国家発展改革委員会(発改委)の関係者は記者の取材に対し、「市場メカニズムが整備され、作業効率が高まるにつれ、発改委は以前は審査を中心に行ってきたが、今では計画による指導を重視するようになっている」と語った。

また同関係者は、「以前は地域の総合計画が中心だったが、その特徴は変わり、今後は地域の特定分野の計画が次々と出される。特定分野の計画は青海省の循環型経済モデル地域開発計画、東北地区の観光業発展計画などのように、産業面からの着手となる」と述べる。低炭素経済の発展が推進される中、地域の特定分野の計画は今後、循環型経済、サービス業、新エネルギーなどの産業にも及ぶ見通し。

中国地域経済学会の陳耀秘書長は、さらに多くの地域計画が公布されるにつれ、「十二・五」期間中、各地域の中心都市にけん引され、多くの都市圏が同時に発展するという良好な局面を迎えると予想する。

「中国網日本語版(チャイナネット)」 2010年4月1日

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