4月23日から5月2日まで「2010年北京国際モーターショー」が中国国際展覧センターの新館と旧館で同時に開催される。1990年に初回開催されたこの展覧会は現在までに十回を数え、世界A級国際モーターショーのひとつとなっている。
北京モーターショー組織委員会の紹介によると、中国国際展覧センターの新館・旧館で同時に開催されるのは今回が初めてであり、合わせて19の室内会場すべてが使われる。新館の屋外展示場を加えると展示面積は20万平方メートル近くになり、これは北京の歴代モーターショー史上最大となる。この規模は、ジュネーブやパリなど10万平方メートルに満たない国際モーターショーを遥かに凌駕している。
初発表される車種数もモーターショーの規模を測る指標の一つである。今回の北京モーターショーの総展示車数990台のうち、世界初発表は89台であり、国内メーカーによるものが75台、多国籍企業のもの14台となっている。また、多国籍企業によるアジア初発表車種は41台、中国初発表35台である。
展示車種を見ても、国内外の並みいるメーカーが大々的な規模で参加していることが分かる。世界の多国籍自動車企業がすべてこのモーターショーに参加登録しており、最重要ランクとしてのA級モーターショーと位置づけられている。北京モーターショーは、世界的に名高いフランクフルト・ジュネーブ・東京・デトロイトなどのモーターショーと同じランクに達したことになる。
国際的メーカーとしては、ドイツのフォルクスワーゲン・アウディ・シュコダ・ベンツ・BMW・MINI、フランスのプジョー・シトロエン・ルノー、アメリカのフォード・ボルボ・GM・クライスラー、日本のトヨタ・マツダ・ホンダ・日産・インフィニティ・三菱・スズキ、韓国のヒュンダイ・起亜などが名を連ねる。このほか、ベントレー・ランボルギーニ・ブガッティ・フェラーリ・マセラティ・アストンマーチン・ポルシェ・ロールスロイス・スパイカーなどの著名メーカーも参加する。