北京モーターショー 「エコ」がキーワード

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発信時間: 2010-04-26 13:47:12 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

4月23日から5月2日まで「2010年北京国際モーターショー」が中国国際展覧センターの新館と旧館で同時に開催される。1990年に初回開催されたこの展覧会は現在までに十回を数え、世界A級国際モーターショーのひとつとなっている。

北京モーターショーのキーワードは「低炭素」と「エコ」であり、新エネルギー車95台が初発表される。これは展示車総数の一割に近い。

 



輸入車としてはドイツ系の車種が優勢である。フォルクスワーゲンは「ブルーモーションシリーズ」のブースを特設し、未来の総合的な省エネ自動車動力技術を目指していることを大衆に示す構えである。「ブルーモーションシリーズ」とは、全世界に先がけて完成し普及している同社の動力総合技術(TSIやTDI、DSGを含む)を基に、先進的な省エネ・環境保護技術を組み合わせて、燃費と二酸化炭素排出を大幅に改善したものである。同社は今回「ブルーモーションシリーズ」の4車種を展示する。ゴルフ・ラビーダ・シャランそれぞれのブルーモーションシリーズとハイブリッドのトゥアレグである。

アメリカ車や日本車も後れをとってはいない。GMは今回もシボレー・ボルトのコンセント式ハイブリッド車を出品するが、以前と異なるのは、コンセプト車ではなく、予備生産ラインで生産された製品としての第一号車だということである。これは2007年デトロイトの国際モーターショーで初発表されているから、市場投入されるまでに丸三年の時間が、ボルトのコンセント式ハイブリッド車の研究開発にかかったことになる。このようにGMが電池の研究に巨額投資をしたのとは対照的に、トヨタ・プリウスのコンセント仕様モデルは既存ハイブリッド構造の下地の上に開発を進めたため、時間を大幅に短縮できている。このほか、ハイブリッド車分野への参入が早かったホンダは今回、新世代のハイブリッド車インサイトのハイブリッドシステムを展示するが、これは現行のシビックハイブリッドのものよりもコストが50%削減されている。コスト削減の成否は、新開発のシステムが小型化、軽量化できているか、構造が単純化されているかどうかにかかっているのである。

 

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