中国物流購買連合会(CFLP)がメーデー連休中に発表した4月の製造業購買担当者指数(PMI)は55.7%と、前月を0.6ポイント上回り、14カ月連続で50%以上となった。中国経済が安定した比較的速い成長軌道に入ったと見て取れる。注目したいのは、購入価格指数が08年下半期ぶりの最高点となる72.6%に達したことだ。
4月のPMI指数は全体的に小幅上昇が特徴だった。11指数のうち、前月を下回ったのは製品在庫指数(ー2.1ポイント)と輸入指数(ー0.6ポイント)の2項目で、残りの9指数は上昇したものの、多くの上昇幅は1ポイント以内にとどまった。一方、新規受注指数、受注停滞指数、購買量指数、購入価格指数の上昇幅は1ポイント以上となり、なかでも購入価格指数の上昇幅は7.5ポイントと最も高かった。生産指数、新規受注指数は60%近くに迫り、購入価格指数は70%を上回り、08年下半期ぶりの最高点を記録した。
「人民網日本語版」2010年5月5日