上海万博が観光業にもたらす巨大なビジネスチャンス

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発信時間: 2010-05-11 17:31:53 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

万博開催で直接的な利益を最も得るのは観光業だ。大阪万博の来場者数は1日平均30ー40万人、最高80万人で、最終的には計6422万人に達した。愛知万博は185日間の会期中に1500万人の来場者を見込んでいたが、最終的には2200万人に達した。

万博がもたらす開催国の経済成長への促進効果は、さらに顕著だ。たとえば日本経済は大阪万博を境に第2の段階にテークオフしたとされる。大阪万博は少なくとも3兆3000億円の経済効果をもたらした。これは当時の国民総生産(GNP)のおよそ5%にあたる。GDPの伸びも同年、過去最大の21.2%に達した。

また、名古屋大学の根本二郎教授の研究によると、1997ー2005年の間に愛知万博の準備によって7兆7000億円の経済効果がもたらされ、45万人の雇用が創出された。愛知万博そのものも50億円の黒字となった。

米国のサブプライム危機が発端となった世界金融危機の影響がまだ完全には消えていない現在、人々はなおさらに、今回の上海万博によって中国経済がさらに成長し、世界経済にも自信と力がもたらされることを望んでいる。したがって上海万博の開幕は、上海の観光経済が飛躍するための足掛かりとなっただけでなく、それよりも中国経済、さらには世界経済の成長にチャンスをもたらしたのだ。

5月1日から10月31日までの会期中に上海万博の来場者は7000万人に達すると予測されている。1日平均約40万人、最高100万人に達するだろう。上海の観光業にとってこの巨大な顧客源は、かつてないチャンスだ。

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