中国最大のグリーン投資でグリーンエネルギーを推進

タグ: グリーンエネルギー 水力発電

発信時間: 2010-05-19 09:56:47 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

張国宝国家発展改革委員会副主任(国家エネルギー局局長)は先だって、「現在の各国の状況を見ると、中国のグリーンエネルギー発展への取り組みは世界でも最大規模である」と述べている。

専門部門のデータによると、2009年、中国のクリーンエネルギーへの投資額は計346億米ドルに達し、当然の如く世界第1位となった。米国は186億米ドルで、第2位に退いた。中国のクリーンエネルギーへの投資総額は、米国の投資額のほぼ2倍に当たる。だが5年前、中国のこの分野への投資はわずか25億米ドルに過ぎなかった。

「グリーン」エネルギーにおける最先端の取り組み

グリーンエコノミーにおける最高峰―クリーンエネルギー―の発展に対し、中国はすでに具体的な細分化が完了している。その具体例を下記に示す:

水力発電:中国の水力発電資源の開発可能量は約5億4千万kWである。2009年、中国の水力発電設備容量は1億9,700万kWと、世界第1位となった。年間発電量は6,456億kWhで、標準石炭換算すると約1億9,600万トンで、CO2削減量は4億9千万トンとなった。

現在、中国で稼働している原子力発電ユニットは11基で、総出力が910万kWとなっている。中国は現在、山東海陽および浙江三門などに第三世代原子力発電所を建設中である。世界初の第三世代原子力発電ユニットを建設中の国だと言えよう。

風力発電:長年の努力が実り、中国の風力発電も成長期に入っている。中国の風力発電設備規模は、2倍成長が4年間継続されている。世界風力エネルギー協会(GWEC)の統計データによると、2009年は2,558万kWに達しており、世界第2位の規模を有している。

太陽光エネルギー:2009年、中国の太陽光電池の年間生産量は、世界全体の約40%を占めている。連続3年で世界第1位の地位を築いており、全世界における太陽光エネルギー発電の大きな部分を担っている。国家エネルギー局の公開入札プロジェクトである年間生産量10兆ワットの太陽光発電所が甘粛敦煌に建設中である。

バイオマス・エネルギー:2009年、全国でメタンガスプラントを備えた家庭は300万軒となり、回収できるガスは約70億立方メートルになっている。

産業投資額が上昇していると同時に、エネルギー消耗が高い旧型生産工場の生産量削減あるいは生産停止が行われている。中国では汚染度の高い、小型火力発電ユニットのグレードアップに余念がない。2006~2009年、全国で稼働停止した小型火力発電ユニットの容量を合わせると606万kWになる。この数字は、イギリスにおけるユニットの全容量に相当する。これにより、年間当たり原炭約6,400万トンが節約され、1憶6千万トンのCO2削減が可能になった。

中国は国際社会に対し以下を実施すること承諾済みである:2020年までに、非化石エネルギーの一次エネルギーに占める割合を15%前後に抑える。2020年までに、GDP単位あたりのCO2排出量を、2005年比で40~50%低減する。

「中国網日本語版(チャイナネット)」 2010年5月19日

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