中国、今年も世界で最も吸引力ある投資先に

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発信時間: 2010-06-03 19:04:37 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

 世界四大会計事務所の一つアーンスト・アンド・ヤング(EY)が2日に発表した調査報告「2010年欧州投資吸引力報告」によると、中国は2008年に続いて今年も、世界で最も吸引力を備えた投資先になることが予想されるという。環球網が伝えた。

EYは同報告の中で、投資家が中国を選びたがる理由は、中国が安定した政治的・社会的環境を備えており、国内市場の潜在力は巨大で、商業運営コストが相対的に低く、企業設立の手続きが比較的簡単なことにあると指摘する。

同報告によると、投資家は世界経済の重心が東に移動する趨勢を明確に察知している。今後3年間は、中国、インド、中欧・東欧地域の都市や都市群が、投資家が製造業、研究開発、サービスのプロジェクトを進める際の第一の候補先になると予想される。

同報告によると、06年のEY調査と比較すると、中国への投資意欲を示す人の割合は40%前後を保ち、インドへの投資意欲を示す人の割合は過去4年間に緩やかに増加したが、欧州に投資したいとする人の割合は68%から38%に下がり、北米に投資したい人の割合は48%から22%に下がった。

同報告は、経済危機により、投資家は経済の安定を投資に際しての最重要検討事項ととらえるようになり、経済成長率や利益獲得のチャンスは相対的にそれほど重要でなくなってきたと指摘する。

だがEYの協力パートナーのマーク・レルミット氏は取材に応える中で、投資意欲と現実とには相当の開きがあると指摘。関連のデータによると、中国が呼び込んだ海外からの直接投資が世界全体の直接投資に占める割合は10%だが、EY調査では66%の人が対中投資意欲を示している。相当数の企業が戦略上の必要性があったり、実際の能力による制限を受けたりして、投資意欲を実現することができないでいるのだという。

「人民網日本語版」2010年6月3日

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