商務部の統計によると、2009年に中国が受注した国際サービスアウトソーシング業務は100億ドルを超え、前年比152%増となった。8000社以上のサービスアウトソーシング企業が70万人を新規雇用し、うち大学卒業生は約50万人、全国の大学生の就業人数の約12%を占めた。今年1-5月、全国でサービスアウトソーシング企業は1105社増加し、新規雇用者は18万2000人に達した。サービスアウトソーシング受注額は54億9700万ドルで前年同期比139.2%増だった。
2020年までに、国際サービスアウトソーシング業の市場規模は1兆6500億ドルから1兆8000億ドルとなる見通し。多くの多国籍企業や金融機関は金融危機の影響からいち早く抜け出すため、より多くの業務をその他の国や地域に委託し、コスト削減に努めている。これが中国のサービスアウトソーシング産業に貴重な発展のチャンスをもたらした。
6月15日から17日に杭州で開かれた第2回中国国際サービスアウトソーシング取引博覧会は、「中国サービス」という国全体のブランドイメージを確立し、中国のサービスアウトソーシング企業と世界の業務委託者の間の交流を深め、中国のサービスアウトソーシング企業に国際市場でのよりよいビジネス環境を作り上げることを目的としている。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2010年6月18日