国務院台湾事務弁公室の王毅主任は20日、アモイで開かれた第2回海峡フォーラムの席上、「ECFA・両岸経済協力枠組協定の交渉は既に最終段階に入っている。双方は大局観を持ち、長期的な展望と相互理解を踏まえ、交渉において各問題を適切に解決していくことを期待している」と述べた。
更に「大陸はECFA交渉の中で、関連条約を確実に実施して台湾の競争に弱い産業、中小企業及び農産業の利益に充分に配慮した。また、関税率の切り下げなどの『早期収穫計画』は台湾各産業及び各地区の需要を満たしている」と述べた上で、「『早期収穫計画』は単に協定履行の第一歩の表れでなく、まだ項目に加えられていない製品も協定調印後、引き続き交渉を通じて適切に解決できる」とした。
中国国民党の黄敏恵副主席は席上、「ECFAの調印は重大な意義と影響がある」と強調した上で、「協定交渉の過程では、両岸が互いに経済状況を考慮し、寛容に思いやりを持つ事は双方が既に歴史的な敵視と対立を放棄したことを示している」と語った。
「中国国際放送局 日本語部」 2010年6月20日