南アフリカはワールドカップのために史上最高の35億ドルの資金を投入した。しかし、投入資金が予想を大幅に上回ったことで、南アフリカの地方政府は多くの負債を抱えているという。アナリストは、南アフリカのワールドカップにおける収益はマイナスとなる可能性が高いとしている。
南アフリカの情況とは対照的に、中国企業はワールド・カップがもたらす1兆ドルのビジネスチャンスを見定め、しっかりと準備をしていた。ワールドカップ会場を見渡せば、カツラ、蛍光棒、さらにはコンドームにいたるまで、いたるところで「メイド・イン・チャイナ」の商品を見かけることができる。中には、審判の持っているレッドカード・イエローカードまで中国製だとユーモラスに語る人もいる。中国企業は今回のビジネスチャンスをしっかりとつかんだと言えるだろう。
「人民網日本語版」2010年6月23日