中国人民銀行の関係者はカナダのトロントで26日、「人民元為替形成メカニズムの改革を深めることは、中国がその他の経済パートナーと協力して、ウィンウィン関係、長期協力、共同発展という戦略的目標の実現に役立つ」との見方を示した。
中国人民銀行国際局の張涛局長は、主要20カ国(G20)トロント首脳会合の開かれる前に行われたブリーフィングで、「中国人民銀行による為替レートの改革に関する決定は、国際社会と国際組織の歓迎を受けた」と話した。
また、「人民元の為替形成メカニズムの改革を推し進め、管理フロート制を整備していくことは、中国の国情と発展戦略に基づいて行った選択だった」とした上、「改革は中国の経済構造の調整と全面かつ協調のとれた発展の促進に役立ち、国内の産業のグレードアップ、経済成長モデルの転換に役立つ」と強調した。
「中国国際放送局 日本語部」より2010年6月27日