「2030年世界征服」の虚勢は中国には張れない

タグ: 中国 2030年 世界制覇 世界征服

発信時間: 2010-06-25 14:54:45 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

米国『世界日報』に先般掲載された「2030年中国はGDPで米国を抜き世界を制覇」という記事では、日本内閣府発表の統計報告が引用されており、それによると、中国のGDPが全世界に占める割合は2009年の8.3%から大幅に上昇、2030年には23.9%に達して、米国に代わり世界一に躍り出るとされている。2009年のGDP上位国は米国・日本・中国・ドイツの順であるが、これが2030年には中国・米国・日本・インドの順になるという。

同統計報告では、高齢化と労働人口減少の影響で、日本GDPの世界に占める割合は2009年の8.8%から2030年は5.8%まで落ち込み、中国の四分の一になるとされる。米国も24.9%から17%にまで減少し、首位の座を中国にゆずる。これらのデータを見ると、中国は経済成長率10%かそれ以上で伸び続け、他国の経済をけん引する立場になるという見方が大勢であるようだ。

中国のGDPが2010年度第二四半期に日本を超え、2030年に米国を上回るという観測は大きな注目を集め、多くの新聞紙面を飾った。しかしなぜ、西側諸国は「中国経済が日米を超える」という話題を飽きもせずに繰り返すのだろうか。その答えは三つ考えられる。一つ目は自分自身への警鐘、二つ目は中国元引き上げや中国独占市場の開放に圧力をかけること、三つ目は「中国脅威論」の喧伝である。

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