危機対応の中で成熟に向かうG20

危機対応の中で成熟に向かうG20。 香港紙『大公報』は28日付で、「危機対応の中で成熟に向かうG20」という文章を掲載した。文章では、さまざまな困難の中を歩んできたG20・主要20カ国グループは、広範な代表性と影響力を持つプラットフォームとして、グローバルシステムの革新でより大きな役割を果たすことが期待されていると指摘された…

タグ: 金融危機 G20

発信時間: 2010-06-28 17:59:25 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

香港紙『大公報』は28日付で、「危機対応の中で成熟に向かうG20」という文章を掲載した。文章は、「G20・主要20カ国グループはさまざまな困難の中を歩んできた。G20メンバー国は小異を捨てて大同につくという方針のもと、共同で危機に立ち向かう中で成熟に向かっている。G20は広範な代表性と影響力を持つプラットフォームとして、グローバルシステムの革新でより大きな役割を果たすことが期待されている」と指摘した。

文章の主な内容は次の通り。

全世界が注目するG20第4回首脳会議が26日にカナダ・トロントで開かれ、主要20カ国の首脳は世界経済が徐々に回復する中、「財政再建と経済成長の両立」をテーマに、経済の持続可能かつバランスの取れた成長、国際金融機構改革、世界貿易の成長促進などの重要問題について突っ込んだ議論を行い、新たな試練に対応するための良策を模索した。G20は、共同で危機に立ち向かう中でますます成熟に向かっている。

経済危機によりG20が発足され、危機対応の中でその国際地位は確立し、そして強固なものとなった。

1977年のアジア金融危機の際、G7・先進7カ国グループは、グローバル金融問題の解決には新興国の共同参与が必要であることを認識した。これを契機に、G20が生まれた。

2008年9月、米国のサブプライム危機が世界金融危機に発展し、先進諸国の経済が大きな打撃を受け、新興国の力を借りて危機を脱出する必要があるとされた。欧州諸国が米国に代わり世界金融体系のリーダーとなり、新興国も国際金融体系を改革すべきだという強い声が発せられた。それを受け、G20メカニズムはかつてないほど重視され、まったく新しい姿で人々の前に現れた。

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