上海虹橋駅発南京駅行きのG5000番列車、南京駅発上海虹橋駅行きのG5001番列車が7月1日午前8時、同時に発車した。これにより、滬寧(上海、南京間)高速鉄道が正式に運行を開始した。
滬寧都市間高速鉄道の営業距離は301キロ、列車の最高時速は350キロで、南京から上海駅または上海虹橋駅まで運行し、途中には仙林、宝華山、鎮江、丹徒、丹陽、常州、戚墅堰、恵山、無錫、無錫新区、蘇州新区、蘇州、蘇州園区、陽澄湖、昆山南、花橋、安亭北、南翔北、上海西などの駅が設けられている。全線が無道床軌道で、世界で最も先進的な国産「和諧号」高速動力ユニットやけん引・給電、列車制御、運行指令などのシステムを採用している。これは中国ないし世界において最もレベルが高く、営業距離が長く、運行速度が速い都市間高速鉄道となる。
滬寧都市間高速鉄道プロジェクトは、鉄道部と江蘇省、上海市の共通出資で2008年7月1日にスタートした。6万人の作業員が一致団結し、2年足らずで世界一流の都市間高速鉄道を作り上げ、世界高速鉄道建設におけるもう1つの「中国のスピード」を生み出した。