女王の倹約ぶり
女王の倹約ぶりは英国では昔から有名だ。王室御用達のテーラーに、衣服のすその部分は体に合わないときにいつでも長くしたり短くしたりできるよう余裕を残しておくよう指示したこともある。また、冬には来客にたくさん着込んでくるよう通知し、室内には簡単な電気ストーブを2台置いているだけだった。
チャールズ皇太子が不注意に犬のひもを捨ててしまったときは怒りを爆発させたという。
2008年の世界金融危機以降は、身内や職員に次のような5つの決まりを出した。①宮殿内で40ワット以上の電球は使用してはならず、部屋を離れるときにはすべての電灯を消す②リサイクルできる紙やひもを捨ててはならない③熟し始めた果物は必ず食べてしまう。バナナなども無駄にしてはならない④花を飾るときは豪華にする必要はなく、できるだけシンプルに。⑤クリスマスや誕生日のプレゼントも実用的で豪奢でないものを選ぶ。特に家族に対して、自分に送るプレゼントは高価なものはいらないと伝えた。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2010年7月9日