中国中小企業協会が発表した4-6月期の中小企業成長指数(SMEDI)によると、中国の中小企業は経営状態がおおむね良好で、各業界における中小企業の成長指数はいずれも好景気の範囲にある。一方、構成指数を見ると、企業のマクロ経済見通しや生産、融資、運転資金などが低下している。同協会の李子彬会長によると、中国が中小企業の成長指数を発表するのは初めてという。
今年4-6月期の中国の中小企業成長指数は1-3月期比0.4ポイント低下の106.7となった。傾向としては3カ月連続の上昇から安定に向かっている。調査によると、企業はマクロ経済に対して、慎重だが楽観的な見方を維持しており、とりわけ建設業と不動産業に対するマクロ経済見通しがそれぞれ4ポイントと8ポイントの低下となっている。また中小企業の生産量は緩やかに減少しており、海外からの受注は明らかに減少している。
「人民網日本語版」2010年7月20日