中国、ネット銀行年間取引額が400兆元突破

中国、ネット銀行年間取引額が400兆元突破。

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発信時間: 2010-07-27 17:37:52 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

 マウスを軽くクリックすると、遙か遠くでの取引が完了する。インターネット銀行の登場で、地域間の距離が短くなったばかりでなく、人々が銀行に行って長い列に並ぶ必要もなくなった。そして今、ネット銀行は驚異的なペースで発展を遂げている。中国金融認証センター(CFCA)によると、2009年の中国ネット銀行の取引額は400兆元を超えたという。新華社が伝えた。

 CFCAによると、現在、中国でネット銀行業務を取り扱う商業銀行は100行を超える。従来の戸籍による口座管理、口座振替、投資・資産管理、クレジットカード、個人向けローン、代金支払いステーションといった各種業務のほかに、中信銀行などは他に先駆けてネットによる年金保険料支払いの代行業務といった新しい業務を打ち出している。

 銀行はネット銀行を推進する大きな力だ。CFCA関連部門の責任者・曹小青さんによると、「技術的な側面では実際のところ問題はないが、社会にはネット銀行の安全性に対してまだ懸念がある。実際、ネットワークプラットフォームを利用するすべての金融サービス項目のうち、ネット銀行は情報の安全プラットフォームが最も整い、ルールが最も具体的で、監督管理が最も着実に行われている、最も安全なものだ」という。

 曹さんによると、CFCAは政府が国家レベルで認可した唯一の第三者安全認証機関だ。全国のほとんどの銀行のネット銀行業務は、CFCAが構築した統一的な金融安全認証システムに組み込まれている。顧客がこれらの銀行の打ち出すネット銀行業務に誤りやトラブルを認めた場合、CFCAは関連の証明を行う責任を負う。

 ネット上の複雑な操作環境に対して、CFCAの責任者は次のように提起する。まずオンライン環境を正確に選択し、ニセの銀行サイトを避ける必要がある。次にしっかりとしたオンラインの習慣を身につけ、喫茶店やネットバーのような外の空間でのネット銀行の利用を回避しなければならない。個人情報の保護にも気を配らなくてはならない。

 「人民網日本語版」2010年7月27日

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