財政部、下半期マクロ調整の5つの重点を明確に

財政部、下半期マクロ調整の5つの重点を明確に。 中国財政部の謝旭人部長は27日、2010年年央全国財政庁(局)長座談会の席上で、経済構造の調整と発展モデルの転換の促進、民生の保障と改善、財政・税務制度改革の深化など下半期の積極的な財政政策の枠組み下におけるマクロ調整の5つの重点を提起した…

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発信時間: 2010-07-28 16:50:53 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

発展モデルの転換も地域の協調的な発展と切り離すことはできない。謝部長は、財政部門も党中央、国務院が進める西部大開発、チベットや新疆の飛躍的発展に関する重大な決定を着実に実施し、資金や政策面でのサポートを強化し、関連の財政・税務政策を改善する必要があると提起する。また東北振興の促進、中部台頭と東部地区の率先した発展の政策を実施する。

民生の保障と改善について、謝部長は、各級の財政部門は就業、社会保障、医療衛生などの民生への投下を引き続き拡大すると同時に、支出構造を調整し、投下を増やし、財政的教育経費の供給源を拡張し、『国家中長期教育改革と発展計画綱要(2010-2020年)』の実施を大々的に支援すべきだと考える。また、青海省玉樹地震の被災者の生活支援を引き続き実施し、洪水などその他の災害状況に配慮し、被災者の基本的な生活を保障する。保障性住宅(低所得者向け住宅)の建設を促進し、賃貸住宅の供給を増やし、農村の耐用年数をすぎた建物の改築の試行をサポートする。

下半期の財政・税務制度改革の進展に関心が集まっている。謝部長は、新疆の資源税改革の試行を引き続き進め、資源の節約と環境保護を促進することを提起する。内外資企業と個人の都市建設税、教育費附加制度を統一し、税収負担を公平にする。消費税制度を整備し、消費税が省エネ・排出削減と所得配分を促進する役割を十分に発揮する。個人所得税制度の改善について検討する。同時に、省以下の財政体制を整備し、県レベルの基本財力を保障するメカニズムを早急に整備し、省直轄県の財政管理方式の改革を進める。部門予算、国庫集中支払、政府買い付けなどの予算管理制度改革を深化させる。

関心が高い地方人民政府債務問題について、謝部長は、各級の財政部門に『国務院の地方人民政府の融資プラットフォーム会社の管理強化についての問題に関する通知』の要求を着実に実施し、活動案を具体化し、重点を最優先し、管理制度を整備すると同時にその他の地方の政府性債務の管理を強化し、財政・金融リスクの防止に努めるよう要求した。

そのほか、予算管理を確実に実施し、厳格な予算を執行し、予算の追加を抑制する必要がある。2011年の予算作成を確実に行い、公共の財政予算編制は有保有圧(保護と抑制を同時に行う)方式を採り、一般的な支出を縮小する。接待費、公務での出国(境)費、公務用車両の購入やメンテナンス費などの経費を厳格に抑制する。資金の使用状況に対する監督を強化し、財政資金の使用効果を確保する。予算の透明度を高め、予算の公開作業を着実に進める。

「中国網日本語版(チャイナネット)」 2010年7月28日

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