製紙工業「十二・五(第12次5カ年計画)」草案が完成し、今年末に修正、公布される見通しであることがわかった。構造調整、改造・技術水準の向上、エコ発展が計画のキーワードとなり、そのほかに新たな業界の支援策も盛り込まれるという。
29日に開かれた「中国製紙業の持続可能な発展フォーラム2010年会議」の合間に、中国製紙協会の趙偉秘書長は『上海証券報』の取材に応じ、製紙工業の「十二・五」の草案は完成し、関係部門が考察を行っていることを明かした。構造調整、改造・技術水準の向上造、エコ発展が計画のキーワードとなるが、「十二・五」期間中の製紙業の立ち遅れた生産能力の閉鎖・淘汰規模についてはまだ最終的な決定が出ていない。今年末の中央経済活動会議の後に計画を修正し、正式に公布するという。
計画の制定に参与した関係者によると、計画は業界の発展速度、環境保護、資源利用の3つの面で新規定を設け、さらに新たな業界支援策も盛り込まれる。製紙業の大手企業が受益すると予想される。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2010年7月30日