中国の自動車生産増で生産能力過剰の懸念高まる

中国の自動車生産増で生産能力過剰の懸念高まる。 2009年、中国は米国を追い越して世界最大の自動車市場となった。中国における今年の自動車販売量は1700万台にも達しうると見積もられ、今年も世界第一位の座を維持する見通しである…

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発信時間: 2010-10-28 11:18:01 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

法新社はこのほど、『中国における自動車メーカーの計画、生産能力過剰を引き起こすおそれ』という題名の記事を発表した。記事の概要は以下の通りである。

アナリストによれば、中国の爆発的な自動車販売量は、メーカーにさらなる生産の急ピッチ化を促し、人々の「盲目的な投資」と(メーカーの)生産能力の過剰を引き起こすおそれがあるという。

2009年、中国は米国を追い越して世界最大の自動車市場となった。中国における今年の自動車販売量は1700万台にも達しうると見積もられ、今年も世界第一位の座を維持する見通しである。

アナリストは、中国における自動車保有者の割合は未だ低く、この世界最大の人口を擁する国の市場が持つ潜在力は非常に大きいと述べている。昨年の自動車販売量が(前年比)46%増と飛躍的に伸びたのに続き、2010年も25~30%の増加が見込まれている。

モデル‐環アジア・マーケット研究コンサルティング社のクラウス・ポール(克労斯・保尓)氏は、当社の記者に対して「目下のところ、国際的な合弁企業の生産能力は未だ十分ではなく、需要を満たすことはできない。これは当然(投資家の)投資決定を煽ることになる」と述べた。氏はさらに、「現在の(生産量)増大の重要な要因は、中国内陸部の省における自動車の潜在需要が最も大きいことである」と話した。

需要の高まりに応えるために、外国の自動車メーカーは昨年来、生産能力を拡大する計画を発表し始めた。今年中国に急ピッチで10カ所目の工場を設立したドイツの大手自動車メーカー、フォルクスワーゲン社は、すでに11カ所目の工場の開設することを発表している。プジョー・シトロエン社は、東風汽車社と設立した合弁会社の生産能力を45万台から75万台にまで引き上げ、さらにこれと同時に中国の長安汽車社との共同出資による新たな自動車生産工場を深圳に設立する。昨年来、日産、トヨタ、中国第一汽車はいずれも新工場設立の計画を発表している。

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