中国の自動車生産増で生産能力過剰の懸念高まる

中国の自動車生産増で生産能力過剰の懸念高まる。 2009年、中国は米国を追い越して世界最大の自動車市場となった。中国における今年の自動車販売量は1700万台にも達しうると見積もられ、今年も世界第一位の座を維持する見通しである…

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発信時間: 2010-10-28 11:18:01 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

自動車生産に対する投資の急速化は、中国国家発展改革委員会の懸念を引き起こしている。発展改革委員会の陳斌氏は「重大な生産能力過剰は市場に不当な競争をもたらし、企業の経済効果と利益を下降させ、さらには工場の稼働率不足などの一連の問題を引き起こす」と述べ、自動車産業の領域における「盲目的な投資」に対して警鐘を鳴らした。

自動車業界顧問の賈新光氏は、「自動車メーカーは、2015年に自動車販売量が3000万台を超えると考えているが、発展改革委員会はこの数字に到達することはないと認識している」と述べた。

ポール氏は、「市場の成長速度が緩やかになる」ことによって2、3年内にも生産能力が過剰となることを懸念している。氏はまた、「自動車メーカーにとって、市場の趨勢を予測するのは常に困難を伴う。なぜならば、彼らが新たな工場を設立するにはたいてい2年の時間を要するからだ」とも述べている。

JD POWERコンサルティング社のマーケットアナリストであるジョン・ザン(约翰•曾(音))氏は「政府がこのように警鐘を鳴らしたのはこれが初めてのことではなく、3、4年に一度はこのようなことがある。そもそもメーカーは市場の変動を注視しており、必要となれば投資計画を改めて調整することも可能である。(メーカーが)発表した生産能力拡大計画がすべて実現するとは限らない」と述べた。

「中国網日本語版(チャイナネット)」 2010年10月28日

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