2階の階段口には約20人ほどを収容できるバーラウンジがあり、アルコールや各種スイーツなどが楽しめる。 |
アラブ首長国連邦(UAE)のドバイを本拠とする航空会社、エミレーツ航空は1日、ドバイと北京を結ぶ往復便(EK306/307)で、座席数517席を誇る世界最大の旅客機、エアバスA380機を導入した。「新華網」が伝えた。
エミレーツ航空の Richard Jewsbury上級副社長は、「EK306/307便におけるA380機の導入は、中国市場開拓へ向けたエミレーツの決心を表すものだ」とし、「ここ5年間、アラブ首長国連邦と中国の二国間貿易は安定した増加を続けている。A380便の開通により、二国間貿易のさらなる発展が後押しされるだけでなく、中国の海外旅行者には便利さが提供され、6大陸をカバーするエミレーツの国際線ネットワークを通じて、海外からの旅行者が大勢中国を訪れることになるだろう」と述べる。
ドバイ発・北京着のEK306便は、毎日朝4時10分にドバイ空港を発ち、同日の午後3時10分に北京首都空港第3ターミナルに到着する。北京発・ドバイ着のEK307便は毎日夜11時55分に北京首都空港を発ち、翌日の朝4時20分にドバイに到着する(時間は全て現地時間)。
A380機は、ファーストクラス14席、ビジネスクラス76席、エコノミークラス427席を有し、毎日の往復便に導入された場合、一日あたりの利用者は最大で計のべ1000人以上となる。現在この北京-ドバイ便の往復チケット料金は7500元(税込み)、ビジネスクラスは3万5千元、ファーストクラスは4万2千元となっている。
エミレーツ航空は現在、上海・北京・香港で毎日2便ずつドバイとの直通便を運航しているほか、杭州-ドバイ便を毎日1便運航している。また、ドバイ-ロンドン、パリ、トロント、ソウル、バンコク、シドニー、オークランド便でもA380機を導入している。