中国自動車工業協会が9日に発表した統計によると、今年1-7月の自動車工業の経済効率は引き続き良好で、固定資産投資は比較的高い伸びを維持している。また、自動車の輸出状況もゆっくり回復している。
このような情勢下で、中国自動車工業協会の董揚事務局長は、同協会が今年の生産・販売目標を1500万台から1600万台に引き上げることを発表した。
協会の統計によると、1-6月の自動車工業の総生産額は2兆900億元で、前年同期比48.84%増加し、伸び率は1-5月より5.24ポイント縮小した。また、主要企業17社の1-6月の経済効率と業種全体の効率の伸びはほぼ一致し、主要経済指標は前年同期比で比較的高い伸びを維持している。しかし伸び率は月ごとに縮小傾向にある。
同協会は、中国の自動車市場は合理的な水準に戻っていると考える。1-7月、中国自動車市場の生産・販売台数はともに1000万台を超え、前年同期比伸び率は上半期よりそれぞれ5.2ポイントと5.02ポイント縮小した。うち、乗用車については、1.6リットル以下の乗用車の販売台数伸び率は下降傾向にあり、前年同期比で1.83ポイント縮小、2009年通年より1.25ポイント縮小した。