豊かでないのに贅沢する中国人、財産管理僅か15%

豊かでないのに贅沢する中国人、財産管理僅か15%。

タグ: 贅沢 中国人 財産

発信時間: 2010-08-03 17:21:11 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

 社会科学院などの部門がこのほど発表した「商業青書」の統計データによると、中国はすでに世界第2の贅沢品消費大国となった。中国の贅沢品消費総額が世界全体に占める割合は27.5%に達し、5年後には世界一の贅沢品消費市場となる見通しという。 「中新網」が伝えた。

 中国投資理財促進会の張雄会長は、以下の通りコメントしている。

 豊かになっていないのに贅沢品を買い求めている中国人の資産管理意識を高めることが急務だ。中国人はむやみやたらに贅沢品を買い求めている。資産管理計画をしっかり立て、金銭使途の効率を高める必要がある。中国人の大多数が、資産管理意識に欠けていることは残念この上ない。調査結果によると、一人当たり保険料負担額を国別で見ると、米国5千ドル、日本2千ドル、中国台湾1千ドル。一方、中国大陸部ではわずか37元(5.5ドル)だ。また、資産管理意識が最も高いのは米国人で、資産管理計画を持ち、それを実行している米国人は全体の75%、日本人は60%、中国香港は56%。中国大陸部は15%に達していない。

 張会長はこのほか、中国人の資産管理には多くの落とし穴があると指摘する。財務専門家である胡向陽氏も、次のように語る。

 中国人は、資産管理について、周囲に惑わされ、自分の考えを持っていない。自分が財産を持っていることを明かしたくないばかりに、資産コンサルティングを拒絶する。大金持ちはお金を隠し、消費しない。小金持ちは借金してまで消費に走る。投資構造は単一で、リスク分配も理に叶うものではない。これらは全て、中国人が取り組むべき資産管理上の問題だ。

 投資と資産管理について、組み合わせに注意する必要がある。

 1.長期・中期・短期商品を組み合わせる。長期ものでは、民間生命保険、医療保険、賃貸不動産などを選ぶ。中期ものは、配当型保険をいくつか選び、短期では、株券、短期貯金が良い。

 2.固定的商品と流動的商品を組み合わせる。固定的商品には、不動産、骨董・書画があり、流動的商品は、現金交換が容易な株券、預金がある。

 3.株券・基金などハイリスク商品と貯金・国債など低リスク商品を組み合わせる。投資割合の目安としては、不動産40%、株券15%、基金15%、定期預金および国債10%、普通預金5%、民間保険5%、収蔵物5%、その他5%あたりが妥当だ。

 「人民網日本語版」2010年8月3日

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