CQC(中国質量認証センター)のウェブサイトが明らかにしたところによると、アップル社のiPadがこのほど、中国の3C認証を取得した。
iPadの中国での発売が遅れている理由はこれまで、3C認証を取得していないためだとされていたが、今回の認証取得により、中国発売に向けたプロセスがさらに加速したと言える。「国際金融報」が3日に伝えた。
3C認証とは、中国の定めた強制製品認証制度で、英語名はChina Compulsory Certification(CCC)。消費者および国家の安全を保護し、製品の品質管理を強めるために、法律・法規に従って行われる商品の認証制度だ。
IT専門の調査会社「大参考」の創業者である李易氏によると、iPadが8月末に中国で発売されることはすでに決定しており、エントリレベルの価格は3999元に設定されるという。
アップルは現在、中国での販売に関して4大代理商と協議している。アップルの中国大陸における代理商は現在、瀚林匯、佳杰科技、長虹佳華、方正世紀の4社で、それぞれ異なるアップルの製品の販売を担当している。李易氏の予測によると、アップルは4社のなかから2-3社を選ぶと見られ、中でも、瀚林匯、佳杰科技が選ばれる可能性が高いという。
「人民網日本語版」2010年8月4日