顧問になるということは責任を持つということ
重慶・日本企業界経済協力フォーラムで講演する大前研一氏
大前氏は講演の中で、「『名誉』顧問になってはならない。顧問になるということは、責任を持つということだ」と述べた。
大前氏によると、現在、経済が発達している地域は沿海部であるが、今後は急成長を期待できるのは西部地域、重慶である。
顧問として、大前氏は「私がまずやることは重慶を理解し、学ぶこと。理解してからやっと重慶に役立つ提案ができる」と話し、提案を通して重慶が自身の特徴に合った経済体制を構築できるよう手助けしていく考えを示した。
「より多くの企業を重慶に引き入れる」
経済顧問の責任について、「もう一つ、より多くの日本企業を重慶に引き入れなければならない」と大前氏。
さらに、「重慶には現在100社を超える日系企業があるが、より多くの日本企業を重慶に引き入れる責任がある。日本企業だけでなく、世界各地の企業に機会があれば重慶を紹介し、重慶に引き入れるよう努める。重慶の適任の経済顧問になりたい」と話した。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2010年8月11日