▽8月、自動車市場は引き続き低迷か
中国自動車技術研究センターの趙航主任によると、8月は高温休暇や設備メンテナンスが行われる影響で、自動車の生産量が引き続き低下する可能性がある。また毎年8月は、自動車販売のオフシーズンでもあり、ディーラーの在庫圧力が高まる時期だ。よって、8月は自動車市場も低迷すると見られる。
広汽トヨタのあるディーラー職員は「今市場をコントロールする方法は、価格的な調節しかない」と述べる。
▽他の合資メーカーもすぐに追従
一汽トヨタの値下げを受け、上半期の販売が好調だった長安フォードと長安マツダも直ちに値下げを実行した。長安マツダはマツダ3(日本名 アクセラ)のオートマ標準版を約2万元値下げし、長安フォードの2010年版フォーカスも、「スペックは上げるが、価格は逆に下げる」という特別キャンペーンを行っている。
韓国車では、北京ヒュンダイのエラントラが9万6800元の低価格を打ち出し、オートマ車の値下げ幅は1万元を超えた。
また高級車も各メーカーが続々と値下げを行っている。BMWの5シリーズは15%以上の値下げとなり、1台売るごとに1万元の損失という出血大サービスだ。このほか、ベンツ、アウディ、レクサス、ボルボなども値下げを行っているという。
「人民網日本語版」2010年8月13日