新華社通信によると、李克強副総理は13日に北京で、低賃金住宅や公営住宅などの工事現場を視察し、「不動産市場の安定や住民の住宅確保のため、公営住宅などの建設を速めなくてはならない」と強調した。
現在、北京市の重点プロジェクトとなっている定福庄住宅建設プロジェクトの現場で、李克強副総理は、住民代表と建設側の代表と話し合った際、「一部の大都市では人口の増加が速く、中低所得者が占める割合も多い。このため、低賃金住宅などの建設を進めると同時に、公営の低賃金住宅の供給を増やすなどして、低所得者の住宅状況を改善していく」と述べました。さらに、李克強副首相は「各級政府は投資、土地、税金などで適切な措置を講じて、これらの住宅の建設を確保していくべきだ」と述べた上で、「不動産市場の投機行為を抑えなければならない」と指摘した。
「中国国際放送局 日本語部」より2010年8月15日