マクドナルドの中国法人は19日、中国外国為替管理局、中国人民銀行、香港金融管理局の認可を経て、多国籍企業として初めて香港で人民元建て債を発行したと発表した。今年初めに発表した中国市場での新店舗オープンの加速に続く取り組みだ。「国際金融報」が伝えた。
発行主体はマクドナルドで、年利率3%、2013年償還の社債を2億元発行した。発行業務はスタンダードチャータード銀行が引き受けた。社債発行で得た資金は、中国業務の急成長に充てられる。
マクドナルドアジア太平洋・中東・アフリカ地区のティモシー・フェントン社長は今回の措置について「中国での長期的発展へのマクドナルドの確かな自信を示すものだ。多国籍企業として初めて香港で人民元建て債を発行することを認可されたことを、大変光栄に感じている。中国はマクドナルドの新店舗が世界で最も急速に増えている市場だ」と述べた。
マクドナルド中国法人の曽啓山CEOは「われわれは中国業務の持続的成長に強く勇気づけられ、また、自信に満ちている」と述べた。マクドナルドは今年、中国各地に150潤オ175の新店舗をオープンするとともに、既存店舗のイメージアップを図り、中国消費者向けのサービスもより多く打ち出す計画だ。
「人民網日本語版」2010年8月20日