中国の高速鉄道の総延長は2012年には1万3000キロメートルを超え、2020年には1万6000キロメートルに達する見通し。
アジア製造業協会によると、中国大陸部で運営されている高速鉄道は6920キロメートルに達し、営業距離数は世界一に達した。建設中の高速鉄道は1万キロ以上となっている。また運行速度も世界一を誇り、時速350キロに達する北京・天津間、武漢・広州間、鄭州・西安間、上海・南京間などの高速鉄道が開通、運行している。
アジア製造業協会の羅軍CEO兼事務局長によると、世界で最もエコで速い交通手段の一つである高速鉄道のエネルギー消費は自動車の6分の1で、電力を使用するため、二酸化炭素排出量はほとんどゼロである。高速鉄道は列車乗車時間を1人当たり3分の2以上短縮できる。経済をけん引する重点産業として、高速鉄道関連先端技術への投資1元で9元の経済効果がもたらされる。
中国の高速鉄道の成功は、中国の製造業が全体的に新たな段階に飛躍し、中国の製造業の国際的地位を高めるのにしっかりした基礎を築いたことを示す。また、都市間の「30分経済圏」、「1時間経済圏」の形成を加速化させている。高速鉄道は中国人の生産・生活スタイルを変えており、今後も変え続けると言える。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2010年9月16日