今後5年間、中国の賃金増加が加速へ 専門家 

今後5年間、中国の賃金増加が加速へ 専門家 。

タグ: 中国 経済 賃金

発信時間: 2010-09-28 16:25:42 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

中国人民大学経済学院の楊瑞竜教授、毛振華教授、劉元春教授らは25日、中国人民大学経済研究所が主催した「中国マクロ経済フォーラム(2010年第3四半期)」において、「中国は今後5年間、市場化と賃金の増加が引き続き加速するだろう。中期段階では、賃金が急速に増加する新たな時期を迎えるだろう」との見通しを明らかにした。「経済参考報」が伝えた。

中国人民大学経済学院は今フォーラムにおいて、「賃金形成メカニズムの変革下における市場誘導型経済構造調整--その契機、方法、政策」と題する中国マクロ経済報告を発表した。

報告によると、中国のローエンド労働力市場には今年、以下のような一連の大きな変化があったという。

▽出稼ぎ農民を代表とするローエンド労働力の賃金が上昇し、その増加スピードは都市部の労働者の賃金上昇幅を上回った▽経済の回復に伴い、「出稼ぎ農民の大規模な帰省」に代わって「労働者不足」が顕在化し、労働力の供給はすでに「総量の過多」から、「構造的な過多」に変化した▽各民営・外資系企業は大幅に賃金を上げ、各級政府は最低賃金基準を大幅に高めている▽「労働者と企業」の衝突がさらに激しくなり、ストライキが頻繁に発生している--。これらの現象は、中国のローエンド労働力に構造的な変化が訪れたことを説明している。ローエンド労働力における賃金形成メカニズムの変革は、ミドル・ハイエンド労働力市場の労働関係と賃金形成メカニズムの変革につながる。

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