対朝貿易促進 東北13都市が「鴨緑江経済区」を建設へ 

対朝貿易促進 東北13都市が「鴨緑江経済区」を建設へ 。

タグ: 中国 朝鮮 貿易

発信時間: 2010-09-30 15:25:07 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

 「第2回東北東部(12+1)都市円卓会議」が28日、吉林省通化市で閉幕した。大連、丹東、通化、牡丹江などの13都市が「東北東部の地域協力推進に関する提議書」を発表し、「鴨緑江(おうりょくこう)経済協力先行区」の共同建設、朝鮮との経済貿易協力の推進を呼びかけた。中国新聞社が伝えた。

 鴨緑江は中国と朝鮮との国境をなす河川で、沿岸には対朝貿易の窓口が多く設けられている。朝鮮の新義州(シニジュ)と鴨緑江を隔てて目と鼻の先にある丹東は、対朝貿易最大の窓口で、両国の貿易額の7割以上を占めている。

 朝鮮貿易省の官僚はかつて吉林省長春市で、「朝鮮は中国と隣接する羅先市を特別市に昇格し、世界的な加工貿易区、中継貿易区にする将来的な計画を立てた」と明らかにした。

 これは朝鮮と目と鼻の先にある鴨緑江沿岸都市にとっていいチャンスとなる。朝鮮と隣接する吉林省延辺朝鮮族自治州の官僚によると、朝鮮側は延辺と経済貿易、観光、道路や産業区の建設などで協力していくことを強く望んでいるという。

 対朝貿易の重要な窓口として、吉林省通化市と遼寧省丹東市は今回の会議で「通丹経済ベルト」の建設を本格的にスタートさせた。現在、道路建設や物流システムの構築が急がれている。

 今回の会議では多くの都市の官僚が、地域的な協力計画を鴨緑江流域全体に広げ、「東北東部経済ベルト『「鴨緑江経済協力先行区」』総体計画」を共同で作成することで、東北東部の辺境地域の全体的な開放を推し進めていきたいとの考えを示した。

 通化市の田玉林市長は「鴨緑江流域は、すでに国家戦略に組み込まれた吉林省の長吉図(長春・吉林・図們江)開放開発先導区と遼寧沿海経済ベルトと連携しながら、地域都市の発展を進めていきたい」と語った。

 「人民網日本語版」2010年9月29日

「中国網日本語版(チャイナネット)」の記事の無断転用を禁じます。問い合わせはzy@china.org.cnまで

コメント

コメント数:0最新コメント

コメントはまだありません。